ご挨拶

【大会長ご挨拶】

第41回 日本アーユルヴェーダ学会東京研究総会にあたって

大会長 宇住晃治(NPO法人日本アーユルヴェーダ研究所 理事長)

今からちょうど10年前の2009年、当時ご健在でいらした幡井勉先生からのご紹介で、六本木で開催された第31回研究総会にてお手伝いさせていただいたことを昨日の事の様に思い出しております。その後、幡井先生が創設された「東洋伝承医学研究所」を引き継いだ「NPO法人 日本アーユルヴェーダ研究所」を発足し、幡井先生の御遺志を具現化した活動を展開して参りました。そしてこの10年間で日本におけるアーユルヴェーダは目を見張るほどにその認知度が増し、以前の一時的なブームから定着段階に入ったと実感しています。この間、大先輩でいらっしゃるイナムラ・シャルマ・ヒロエ先生の他に日本人でアーユルヴェーダ医師の資格を持ち日本を拠点に活動されている先生方が6名誕生したという事実がこのことを物語っています。

また、昨年7月に改定された安倍首相が主導する「アジア健康構想に向けた基本方針」にてアーユルヴェーダが漢方などと同様に、西洋医学と組み合わせることにより疾病予防の実現に寄与することが期待される旨言及されたことは、皆さんご存知の通りです。日本のアーユルヴェーダ普及の追い風となることを期待して止みません。

さて。今年の研究総会のテーマは、「日本の!アーユルヴェーダ」と致しました。元来インド亜大陸発祥のアーユルヴェーダが、現在の日本でどのように活用されているかをあますところなくご報告させて頂きます。 1日目は、アーユルヴェーダ医師の皆さんから「自分で出来るアーユルヴェーダ」というテーマで発表していただき、2日目には、アーユルヴェーダの知識を日々の治療に実際に役立てておられる現役の医師の方々に、様々なケースについてご紹介いただきます。

本研究総会に参加される皆様方と、日本のアーユルヴェーダの「今」と「将来」について共有化を図りたいと考えております。
皆様方お一人お一人の日々の健康と充実した生活の実現に多少なりとも貢献できれば幸いです。多くの皆様のご理解とご支援をよろしくお願い致します。

会場にてお会いできることを楽しみにしております。
是非とも会場に足をお運びください! 

宇住 晃治
1954年東京生まれ
東京大学医学部保健学科卒業後、同研究生受託研究員を経て、ライフサイエンス研究所代表。医療法人社団KYG医療会会長。 NPO法人日本アーユルヴェーダ研究所 理事長。NPO法人KYG協会 理事長。社団法人虹の会専務理事。医学博士

【副大会長ご挨拶】

「日本のアーユルヴェーダ」このテーマをあげたのは、未来のことを考えたいからです。2025年問題や環境問題、それらを解決するためには、一人一人がセルフケアをしながら自分自身の健康を自分で守れるようになることが大切です。
アーユルヴェーダには、「ディナチャリヤ」という、日常の過ごし方についての記述が数多くあります。それらをとり入れて日々を積み重ねることにより、健康で幸せな人生を全うできるとしています。一つ一つを見ていくと、それらは決して日本の暮らしとかけ離れたものではなく、家庭でも、職場でも、どのような生活スタイルの人でも、取り入れられることのできる実践可能なものばかりです。
よく見ると、日本の伝統や、私たちの生活はすでにアーユルヴェーダの知恵であふれているといってもいいでしょう。
遠い国の健康法ではなく、私たち日本人の日常に少し取り入れることで予防医学に役立つ事が沢山あります。

そこで、東京総会では1日目を「自分でできるアーユルヴェーダ」、2日目に「医療に活かすアーユルヴェーダ」というテーマで皆さんと考えたいと思っています。安全にできるセルフケアとしての予防医学と、病ではなく人を治す治療医学です。人の人生に寄り添う予防と治療の両方に活かせるアーユルヴェーダがこれからの日本の地で日本人の生活のお役に立てるよう、多くの方に参加していただき、皆さんと意見交換させていただきたいと思っています。
一日目の「自分でできるアーユルヴェーダ」は日本人アーユルヴェーダ医の先生方にご紹介いただきます。様々なアーユルヴェーダの知恵を、その日から、すぐに始められるアーユルヴェーダとして自宅に持ち帰って、日常の中で活かしていただきたいと思っております。
二日目の「医療に活かすアーユルヴェーダ」では実際に医療の現場で治療の支えとなるように役立っているアーユルヴェーダを現代医学の医師の先生方からご紹介いただきます。
今までアーユルヴェーダに関わってきた方々にとっても、これからアーユルヴェーダを学びたい方にとっても、新鮮で奥深い情報が豊富にあるのがアーユルヴェーダです。皆様の積極的なご参加をぜひよろしくお願いいたします。

及川 史歩
インド国立グジャラートアーユルヴェーダ大学医師課程卒業。アーユルヴェーダ医師資格取得。ヨガ療法と自然療法大学院課程修了。マニパル大学カストゥルバ病院パンチャカルマ課程修了。帰国後三年間日本アーユルヴェーダスクールにて教鞭を取る傍らハタイクリニックにてカウンセリングを行う。2015秋グジャラートアーユルヴェーダ大学修士課程に進学し、同大学付属アーユルヴェーダ病院にて研究に取り組んでいる。

更新日:

Copyright© Ayurveda Society TOKYO 2019 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.